内定辞退を防ぐ方法とは?8つの対策と辞退する理由について解説

内定辞退を防ぐ方法とは?8つの対策と辞退する理由について解説

採用ノウハウ

内定辞退を防ぐためには、企業側は定期的に内定者向けのイベントを開催するなどの対策を実施する必要があります。効果を期待できる8つの対策を紹介します。また、どのような理由で内定辞退が起きるのかについても解説します。

1.【新卒採用向け】内定辞退を防ぐ5つの対策

内定電話風景内定辞退は企業にとって大きな損失になります。必要な人員数を確保できない場合には、再度採用活動を行い、面接・選考を実施しなくてはいけません。多大な時間がかかるだけでなく、面接担当者の業務負担が増える可能性もあるでしょう。

新卒採用者の内定辞退を防ぐための対策としては、次の5つが挙げられます。

  1. 内定者にこまめに連絡を取る
  2. 時間をかけて信頼関係を構築する
  3. 歓迎していることを伝える
  4. 内定者同士の関係構築をサポートする
  5. 企業に対する情報を提供する

それぞれの対策について、具体的な進め方や期待できる効果をみていきましょう。

1-1.内定者にこまめに連絡を取る

新卒採用の場合、内定から入社までに時間が空くため、内定者は不安に感じたり、別の企業への就職を検討したりするかもしれません。適度に連絡を取り、内定者の就職の意思が揺らがないようにサポートしましょう。

また、連絡の間隔にも注意が必要です。連絡の間隔が空きすぎると、内定者は不安を感じ、辞退する可能性があります。しかし、頻繁過ぎる連絡も、内定者にプレッシャーやストレスを与えることがあるため注意が必要です。1ヵ月に1回程度を目安に、電話などでコンタクトを取るようにしましょう。

 

 

1-2.時間をかけて信頼関係を構築する

電話やメールなどでこまめに連絡を取るだけでは、内定者との信頼関係を構築できません。内定者の悩みを聞いたり、就職前に知っておきたい情報を親身な態度で紹介したりすることで、時間をかけて信頼関係を構築することが大切です。

内定者が内定辞退を思い立つ場合でも、信頼関係が構築できているなら、真っ先に電話やメールなどで担当者に相談してくれる可能性が高まります。早めに翻意を促せば、内定辞退を回避できるかもしれません。また、内定者の意思が固い場合でも、早めに内定辞退の事実を知ることで繰り上げ採用などの対策実施しやすくなります

1-3.歓迎していることを伝える

内定から入社までに「内定ブルー」になる方もいます。入社後が不安になったり、本当にこの企業でよかったのかと悩んだりするケースです。内定ブルーは内定辞退につながることもあるため注意が必要です。

企業側が内定者を歓迎していること、また、一緒に働きたいと感じていることを表現することで、内定ブルーを軽減できることがあります。歓迎している気持ちを言葉や態度で積極的に示しましょう。

1-4.内定者同士の関係構築をサポートする

内定者と企業側の間に信頼関係が構築できていれば、ある程度は内定辞退を回避できるでしょう。しかし、それだけでは対策が十分とはいえません。入社後、職場でうまくやっていけるのだろうかと悩んでいる内定者も多いと考えられるため、横のつながりも意識した対策が必要になります。

例えば、内定者同士が会って話せる機会を設けることも、内定辞退を回避する方法の一つです。懇親会を開催したり、泊りがけの研修などを実施したりできるかもしれません。

1-5.企業に対する情報を提供する

内定者が企業に対して深く知ることができるようにすることで愛着心を育てることも、内定辞退を回避する方法です。

「この企業で働きたい」「企業についてもっと知りたい」と内定者に思わせることが大切です。セミナーを開催したり、新規事業などの最新情報をメールで伝えたりして、企業の情報を周知できるとよいでしょう。

 

2.【中途採用向け】内定辞退を防ぐ3つの対策

応募利益書の画像中途採用者の内定辞退を回避するためには、次の3つの対策が有効になるでしょう。

  1. レスポンスの早さを心掛ける
  2. スキルや経験を適切に評価する
  3. 競合他社との違いを説明する

それぞれの対策について、詳しく解説します。

2-1.レスポンスの早さを心掛ける

中途採用者が、複数の企業への就職活動を同時に進めている可能性もあります。

中途採用者から連絡が届いたときにすぐにレスポンスをしないと、その間に他企業への就職を決意し、人材が流れてしまうかもしれません。メールや電話を受け取ったときは、極力迅速に返答するようにしましょう。

2-2.スキルや経験を適切に評価する

中途採用者は、新卒とは異なり社会人経験があることが多いです。そのため、スキルや経験を適切に評価することは、中途採用者からの信頼獲得に欠かせません。

採用した理由についてすべて明らかにする必要はありませんが、スキルや経験に対して適切に評価し、入社後の活躍を期待していることを言葉で伝えましょう

 

 

2-3.競合他社との違いを説明する

中途採用者は、新卒よりも企業や業界に関する情報に詳しいと考えられます。また、企業・業界に対する関心も高いです。
自社を選んでもらうためにも、競合他社との違いについて説明することは不可欠です。業界での立ち位置や得意とする分野、またどのような課題を持つのか、客観的な視点で正確に説明しましょう。

 

 

3.内定辞退を防ぐ効果を期待できるイベント

集団面接風景内定辞退を防ぐためには、イベント開催も有効です。内定辞退の回避に役立つイベントには、次のものがあります。

  • 座談会・見学会
  • セミナー・研修
  • 懇親会

それぞれの特徴や開催方法についてみていきましょう。

3-1.座談会・見学会

内定後に座談会を開催し、社員や役員の話を聞く機会を設けてみてはいかがでしょうか。質問できる時間を作れば、働き方や仕事内容に対する内定者の理解を深めることができます。

また、仕事を実際に見る機会を設けるのもおすすめです。職場の雰囲気や服装などを実際に見ることで、入社後の不安を軽減できるでしょう。

3-2.セミナー・研修

社会人としてのスキルを習得できるセミナーや研修を実施することで、内定者が不安なく入社できるようにサポートしましょう。特に仕事の経験がない新卒採用者には、セミナー・研修が不安解消に役立ちます。内定ブルーの回避にもつながるためスケジュールを決めて実施しましょう。

 

 

3-3.懇親会

懇親会を開催することで、内定者が孤独を感じないようにサポートできます。内定者だけで親睦を深めることもできますが、先輩となる社員たちと接する機会も提供できます。

ただし、内定者だけの集まりでも、採用担当者は進んで参加する必要があります。内定者の中には「知らない人とは話しづらい」「人の輪に入りづらい」と感じる方もいるため、採用担当者が会話のきっかけを作るなど、打ち解けられるようにサポートしましょう。

4.内定を辞退する理由

内定者が悩んでいる内定者が内定を辞退する理由として、自社よりも志望順位が高い企業から内定をもらったことが一般的に考えられます。しかし、中には志望順位が高い企業から内定を受け取っていないときでも、内定辞退をすることがあるため注意が必要です。

主な理由としては、次の2つが挙げられるでしょう。

  • 企業に対する不信感や不満
  • 社会生活に対する不安

それぞれの理由について解説します。

4-1.企業に対する不信感や不満

内定後の連絡が少ないと、企業に対する不信感が強まることがあります。また、他の企業よりも研修が少ないときや、報酬額が同業他社よりも少ないことが判明したときなども、不信感や不満がつのり、内定辞退するかもしれません。

こまめにコンタクトを取ったりイベントを開催したりして、内定者の不信感や不満を払拭しましょう。

4-2.社会生活に対する不安

新卒採用者の場合は、社会生活に対する不安が高まり、内定ブルーになって内定辞退をすることがあります。セミナーや研修で社会生活に対する不安は軽減できるため、入社までの研修スケジュールを組み、内定者に案内しましょう。

 

 

5.内定者の気持ちに寄り添い辞退を防ごう

ベテラン社員のアドバイス内定者が内定を辞退するときは、会社に対する不信感や不満などを抱いている可能性があります。時間をかけて選考した内定者に入社してもらうためにも、内定者の気持ちに寄り添い、不信感や不満を抱かせないように努めることが必要です。

特に新卒採用者の場合は、入社までの期間が長い傾向にあるため、こまめなフォローが欠かせません。悩みや疑問に対して親身に対応し、信頼関係を築くようにしましょう。また、短時間で入社に進む中途採用者には、迅速なレスポンスが内定辞退を回避するポイントになります。適切に対応し、入社までの期間をサポートしていきましょう。

 

 

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